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格安スマホ講座

キャリアによる通話品質の違いは?

格安スマホの料金が安いのはわかっていても最も気になるのはその品質です。これまで、インターネット回線、あるいは、後発組のソフトバンクと契約をして後悔した人は少なくないでしょう。

それでは、実際のところ格安スマホの通信・通話品質はどのような状況なのでしょう。

格安スマホの通話品質の違い

通信・通話エリア

大手モバイルキャリアと同じ範囲

格安スマホの通信・通話エリアについては、回線を借りている大手モバイルキャリアと同じ範囲となります。

繋がりやすさという問題は基地局やアンテナによって決まりますので、格安スマホだから繋がりにくいという問題は基本的には起こりません。多くの格安スマホがドコモ回線を利用していますので、エリアに関してはドコモと同じになります。また、auや最近MVNOを始めたソフトバンクについても同様です。

格安スマホ事業者によって通信品質には大きな差

とはいうものの、現状を見ると格安スマホ事業者によって通信品質には大きな差が出ています。格安スマホというくらいですから、大手モバイルキャリアより劣るのは仕方ないとしても、格安スマホ事業者によっても品質に差が出ているのです。

同じ回線を利用していても品質に差が出るのはインターネットに接続するサーバーは通信事業者ごとに異なっているからです。

従って、モバイルサービスを提供する際のネットワーク設計がしっかりしている事業者ほど通信環境はよくなります

例えば、ある時間帯やエリアでネットを見る人が集中した場合にサーバーにお金をかけていない格安スマホ事業者では繋がりにくい状況になります。しかし、利用者が集中しても大丈夫なようにサーバーに余裕を持ったネットワーク設計をしている格安スマホ事業者ではそのような状況は起こりにくくなります。

通信品質は通信業界に新規参入する企業が必ずと言っていいほどにぶつかる問題で、その意味では、インターネットプロバイダーなどの経験を持つ格安スマホ事業者の場合には比較的しっかりとしたネットワーク設計をしているケースが多いと考えてよいでしょう。

また、すべてがそうだとは言えませんが、モバイル事業は儲かるビジネスと考えられていますから、収益目的で参入している場合には初期の段階では品質問題で苦労する可能性はあります。

通話品質は大手モバイルキャリアと同じ

4G以降はVoLTEにより通話品質も4G対応

格安スマホの通話品質は基本的には大手モバイルキャリアとさほど変わりません。

4G以降はVoLTEにより通話品質も4G対応となりましたが、これにより遅延はほとんどなくクリアな音声が実現されました。格安スマホ事業者でももちろん利用可能です。ただし、格安スマホ事業者の場合にはVoLTEに対応していない端末も多くありますので、そのケースでは3G通話品質となり若干ですが品質は落ちます。

通話サービスは劣る面も

格安スマホの通話で問題になるのは、通話品質もさることながら、そもそも通話サービスが大手モバイルキャリアと比べると劣っているということです。

大手モバイルキャリアのようなかけ放題プランもありませんし、同じキャリア同士の無料通話もありません。

最近になって、オプションサービスで定額3分間あるいは5分間までかけ放題プランや通話パックなどが登場していますが、提供していない事業者の場合にはインターネット電話やskypなどを利用して料金を安くしているところもあります。この場合には、昔のIP電話となり通話品質は3Gや4Gの通話品質に比べると遅延や音声のクリアさで大きく劣ることになります。

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T.SAKAI

大手通信キャリアで10年以上の勤務経験をしていた坂井(SAKAI)です。

通信・電波や裏側の事情まで把握しています。私自身、格安スマホを愛用していることから安いだけではない「格安スマホ」のデメリットを理解したうえで賢い選び方を正しい知識にてご紹介致します。

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